2018年2月17日(土)の夕食は、南千住の『尾花』へ。
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都内では「東の尾花、西の野田岩」と並び称されるうなぎの名店。
14年前に初めて訪れて以来、ほぼ毎夏訪れるほどお気に入りです。

ニュースによると今夏はシラスウナギの歴史的な不漁でうなぎの価格が高騰するというので、夏を待たずに訪れることにしました。

ごこは予約ができないので並ぶほかありません。
夜営業開始20分後の16時20分に到着すると満席で5人待ち。
ここはお客さんの回転が悪いので、入店まで1時間待ちました。
まぁ、想定の範囲内だったけど、風が強くて寒かったな~。

店内は畳敷きの大広間に2人用の座卓が25卓あり、一組の人数に合わせて都度組み換えています。
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うな重は4,300円と5,300円の2種類。
料金の違いはうなぎの大きさの違いです。
うな重以外には白焼、うざく、う巻、鯉あらい、鯉こく、柳川、焼鳥などがあります。

注文したのはうな重の5,300円の方ときも吸。
うな重は注文を受けてからうなぎを捌くので、提供まで40分ほど掛かります。
なので、うざく、う巻、焼鳥も注文してお酒を飲みながらうな重を待ちます。
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■ビール大瓶(アサヒ) 850円(税別)

まずはビール。
お通しは青しその実漬けです。
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■うざく 1,900円(税別)

うざくは一口大のうなぎの蒲焼き5切れに薄切りしたきゅうりと菊の花が添えられた酢の物。
酸味控えめで、うなぎの蒲焼をさっぱりといただけます。
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■焼鳥 1,200円(税別)

焼鳥は2串。
一口大の正肉がギューギューに刺さっています。
表面はカリッと、中はしっとり柔らかくて絶妙な焼き加減。
タレは甘過ぎず辛過ぎずあっさり。
蒲焼きのタレと同じかな。
初めてここの焼鳥を食べたけど、いいですね~。
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■日本酒 750円(税別)

ここで日本酒の熱燗にチェンジ。
銘柄は1種類しかなく、櫻正宗本醸造です。
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■う巻 2,400円(税別)

う巻は焦げ目ひとつない美しい出汁巻き玉子に細かく刻まれたうなぎの蒲焼きが包まれています。
出汁巻き玉子はふわふわで、甘味をつけておらず出汁が効いたもの。
うなぎの蒲焼きにしっかりと味がついてるので、小皿に入れられたタレをつけなくても美味しくいただけます。

暫くすると、たくあんと白菜の漬物が出されました。
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漬物が出されると、間もなくうな重をお持ちしますよという合図。

6、7分後、注文してからだと30分後、待ちに待ったうな重ときも吸が運ばれてきました。
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■うな重 5,300円(税別)

うな重の蓋を開けると、お重いっぱいに敷かれたうなぎの蒲焼きが現れ、ふわっといい香りが広がります。
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身はほとんど焦げ目がなく、とても綺麗な焼き色が付いていて艶やか。
ふっくらと焼き上がっています。
箸を入れるとスーッと切れるほど柔らかい。
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頬張るとふわふわしていてしっとり。
口の中でとろけて、旨味がふわっと広がります。
ほどよく脂ものっていてコッテリ感もバッチリ!
思わず頬が緩みます。

タレは甘過ぎず辛過ぎずあっさり。
うなぎの旨味を引き立てます。

ごはんはやや固めに炊かれていて、タレが染みていてもベタついていません。
そして、しっかりとうなぎを受け止めています。
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■きも吸 400円(税別)

きも吸は綺麗に澄んだ汁に肝と椎茸、三つ葉が入っています。
しっかり出汁が効いた上品な薄味。
肝はぷりぷりしていて、苦味はほのかに感じる程度で食べやすいです。
やはりうな重にはきも吸がつきものですね。

いやぁ、それにしても『尾花』のうな重は相変わらず旨い!
唸りたくなるほどです。
今回もとても満足しました。

来年はシラスウナギが豊漁だといいな。

ごちそうさまでした。

店名:尾花
住所:東京都荒川区南千住5-33-1
電話:03-3803-1836