2018年12月15日(土)は、新日本橋にある蕎麦の老舗『室町砂場』で忘年会。
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忘年会と言っても妻と二人きりなんですけどね。
4年前から、昼にここで飲むのが二人の恒例行事となりました。

12時に入店すると中待ちがお一人いましたが、すぐに着席出来ました。

お店は1階のテーブル席と小上がり、2階の個室を合わせて約100席と大箱です。
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メニューは一品料理からそば、うどん、甘味、コース、飲物と種類が豊富。
名物は天ざると天もりで、ここが発祥だそうです。

まずは瓶ビール大(アサヒ)とあさりを注文。
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■梅くらげ(お通し)

お通しは梅肉とくらげを和えた梅くらげ。
コリコリしていて、酸っぱくてさっぱりしています。
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■あさり 650円(税込)

あさりは生姜と一緒に炊いた時雨煮です。
身がふっくらしていてクニュっとした食感。
ほんのり甘い薄味で、旨味が濃縮されています。

ビールは1本で切り上げ、熱燗に変更。
一緒にそぱ味噌と玉子焼もお願いしました。
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■菊正宗 特撰 750円(税込)

熱燗は菊正宗 特選。
普段はあまり日本酒を飲まないのですが、ここではアテを楽しむため、必ず日本酒です。
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■そば味噌 550円(税込)

そば味噌はしゃもじに塗り付けられたものではなく、小鉢に入っています。
真っ黒な味噌の中には炒った蕎麦の実がたっぷり入っていてカリカリ。
甘くて香ばしく濃厚で、お酒が進みます。
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■玉子焼 650円(税込)

玉子焼は一人前でも二皿に分けて提供してくれて、毎度のことながらお気遣いが嬉しい。
味付けには蕎麦つゆが使われているとのこと。
ふんわり柔らかく、焼き立てで熱々。
甘さ加減が絶妙で、出汁が効いています。
添えられた大根おろしがまた良く合います。

熱燗は二合でおつもりにして、いよいよ〆の蕎麦。
注文したのは例年通り天もりの大盛です。
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■天もり(大盛) 2,100円(税込)

天もりはせいろに冷たい蕎麦が盛られていて、蕎麦猪口に温かいつけ汁とかき揚げが入っており、小皿に入った薬味の刻み白ネギとワサビが添えられています。
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ここではざるともりで蕎麦が違い、ざるは更科粉、もりは一番粉を二八で打ったものとのこと。
薄い灰色をした細打ちで、綺麗に切り揃えられています。
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つけ汁は黒っぽい色をしており、本鰹節の出汁に濃口醤油のかえしを合わせたものだそう。

かき揚げは胡麻油で揚げられており、タネは芝海老と小柱です。
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蕎麦は麺肌がツルツルしていて、冷水でしっかりと締められています。
そして蕎麦のほのかな風味を感じることができます。
ここの並盛は量が少ないので、いつも大盛にしています。

つけ汁は濃い目だけど塩っぱくはなく、甘口です。
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かき揚げは箸で持ち上げるとホロホロと崩れてしまうほどつけ汁を吸って、胡麻油の香ばしさと相まって何とも言えない味わい。
また、つけ汁に胡麻油の香ばしさとコク、芝海老と小柱の旨味が加わるのが天もりのいいところ。
芝海老と小柱は小さいながらも甘みがあっていい。

つけ汁には三つ葉も入っていて、爽やかな香りとシャキシャキ食感がいいアクセントになっています。
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蕎麦とかき揚げを食べ終えたら、つけ汁に蕎麦湯を注ぎます。
蕎麦湯はほぼ透明でサラサラ。
余韻に浸りながら飲み干しました。

今年も年の瀬に良いひとときを過ごせましたよ。

ごちそうさまでした。

店名:室町砂場
住所:東京都中央区日本橋室町4-1-13
電話:03-3241-4038

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