2015年6月27日(土)、『ラーメン二郎 三田本店』へ。
20150627_001
ここは現在39店舗を数える『ラーメン二郎』の総本山で、二郎ファンにとっての聖地。
場所は慶応義塾大学三田キャンパスの正門の近くで、並びにあります。

10数年前はよく足を運んでいたのですが、勤務先の移転で足が遠退いていました。
今回は1年ぶりの訪問。

11時15分に到着すると、行列がお店の角で折れ曲がり裏口のところまで伸びていました。
これくらいの行列なら想定内です。
ざっと数えて30人くらい並んでいて、35分ほど待って入店。

今回、麺茹でされていたのは「オヤジさん」と呼ばれている創業者の方。
二郎ファンの間では、「総帥」とも呼ばれて崇められています。
私が暫く来てない間に息子さんがお店を手伝うようになり、前回来た時は息子さんが麺茹でをされていて、オヤジさんには会えませんでした。
オヤジさんを見るのは実に7年ぶり。
恐らく御年70歳は超えられているはずですが、お元気なようで何よりです。

厨房にはオヤジさんの他、助手が2人立っていました。

店内はカウンター13席のみと狭く、正直言って小汚いです。

メニューはスープが1種類なので、麺の量とチャーシューの量の組み合わせのみ。
注文したのは普通のラーメンで、「小」と呼ばれているもの。
カウンターの上に食券を置いてから10分ほどで私のトッピングコールの順番が来たので、「ニンニク」とコール。
20150627_002
■ラーメン(ニンニク) 600円(税込)
20150627_003
スープは豚肉と豚骨、野菜からダシをとったもの。
タレはエフゼットの「ラーメン二郎専用しょうゆ」と「ラーメン二郎専用みりん風調味料」を合わせたものを使用。
さらに、スープを注ぐ直前に丼に化学調味料である「グルエース」を大量に投入しています。
濃いめの醤油色をしたスープの表面には液体と固体の背脂が浮いています。
背脂でコッテリしていますが、キレもあります。
ぶたの旨味とタレの塩気や甘味が際立ったパンチのあるスープです。
残念なのはレンゲがないので、スープを啜り難いことですかね。
20150627_004
麺は厚みのある平打ちの太麺で、僅かにネジレがあります。
日清製粉の強力粉「オーション」を使用し、店舗の2階にある製麺機で打つ自家製麺です。
麺の茹で加減は硬め。
私がよく来ていた頃はやわかったので、これは意外。
近頃はこうなのか、ブレなのか分からないけど、このゴワゴワとした硬さは私好み。
ワシワシと頬張ると、ギュッと凝縮されたような小麦の風味とモチモチとした食感が楽しめます。
スープもよく染み込んでいますね。
麺の量は並盛りながら裕に300gは超え、二郎の中でも多い部類。
私にとってはギリギリ完食できる量です。
20150627_005
具は茹でた野菜とチャーシュー、それに追加した生の刻みニンニク。
野菜はモヤシとキャベツの2種で、比率は7対3くらい。
量はデフォルトでも山盛り。
茹で具合はシャキシャキとした食感が残るくらい。
私はいつもスープに沈めてスープを染み込ませてから食べています。

生の刻みニンニクはスープの旨味を一段引き上げます。
食後に人と会う予定がない時はいつも入れるけど、今日は電車で来たから帰りがちょっと心配。
20150627_006
チャーシューは「ぶた」と呼ばれる厚切りの煮豚が2枚。
大ぶりで食べ応えがあります。
しっかりした噛み応えがあり、タレがよく染み込んでいてしょっぱめです。
大きさ、味ともにいいけど、本店のぶたはだいたい脂身が多くて、脂身が苦手な私にとってはつらいところ。

何とかロットを乱さずにスープ以外は完食。
久しぶりにオヤジさんの一杯にありつけて満足しました。

ごちそうさまでした。

店名:ラーメン二郎 三田本店
住所:東京都港区三田2-16-4
電話:なし